2009年1月30日金曜日

翳りゆく部屋

天気予報によると昨日は「寒くなる」らしかったけど、午前中は日差しもあり、亡き人を思わせる穏やかなお天気でした。
さすがに午後からは私達の淋しさが彼の名残りの光を包んでしまったのか、あっという間にグレーの空になってしまいましたが・・・。
お通夜で会った彼は、「みんなで何しょんの?」と起き上がってきそうで。
みんなで行った喫茶店にも「遅れてごめん」とやってきそうな感じでした。

30日は朝から淋しい空の色。お昼からの告別式が始まってすぐに雨も降り出しました。
でも、陽だまりのような故人のおかげか冷たい雨にはならず、寒さに震えることはありませんでした。
もう涙を流すことのできない故人と、気丈に喪主を務められた奥様やご家族の方たちの代わりに、空が泣いてくれたのかもしれません。

29回定演でのSolo曲「翳りゆく部屋」が流れる中での出棺となりました。
改めて、こんな素敵なTrp吹きにめぐり合えたこと、一緒に吹けたことの幸せを感じずにはいられませんでした。できることなら、もっと長く幸せを感じていたかった。もっと一緒に吹きたかった。
曲を聞きながら、「リハの方がうまく吹けたのになぁ・・・。」「もう1回吹かせてもらってもいい?」という声が聞こえるような気がしました。

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